GIS 事例

(独)製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター様の事例:高性能WebGISとリッチクライアント技術を駆使し、ASP版マップ公開サイトのリニューアルオープンを支援

弊社インフォマティクスは、(独)製品評価技術基盤機構(NITE)化学物質管理センター様が公開している「排出量マップ」及び「大気中の濃度マップ」サイトのリニューアルプロジェクトにあたり、強力なWebGISエンジンとリッチクライアント技術を駆使し、より使いやすくわかりやすいサイトの構築を図った。

お客様プロフィール

所在地:東京都渋谷区西原2-49-10
TEL:03-3481-1921
設立:2001年4月1日
(独)製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター様ホームページへ

生活用品や化学物質の安全など、国民生活の安全安心に深く関わる各種製品やサービスの安全に関する情報を、基盤的技術をもとに解析し、広く社会・行政・産業界に発信している独立行政法人である。「安心を未来につなぐナイトです」を合言葉に、「バイオテクノロジー」「化学物質管理」「適合性評価」「人間生活福祉」の4分野にわたる業務を全国11か所で展開している。

導入の背景

1999年の化学物質排出把握管理促進法(化管法)制定以来、対象となる化学物質を扱う事業者は、大気などの環境中に排出した化学物質の量と、廃棄物や下水として事業所外へ移動させた量を把握管理し、国に毎年届け出をする義務が課せられている。事業者の届出データは国により集計され、その他の発生源(家庭、農地、自動車など)からの排出量とあわせて公開されている。

NITE様はこれらのデータを用いて「排出量マップ」及び「大気中の濃度マップ」を作成し、2003年度より公開している。2008年5月に「排出量マップ」及び「大気中の濃度マップ」の公開サイトがリニューアルされるにあたり、競争入札が行なわれ、弊社インフォマティクスが落札した。

落札後、公開予定日まで約2か月という短工期だったが、これまでのASPベースの開発実績にもとづく高い技術力により、期日どおりにNITE様に納品した。

システムの機能

排出量マップ

PRTR対象事業者から届け出られた排出量データを、化学物質ごとに地図上で都道府県別/市区町村別に色分け表示するマップ。2008年7月よりリニューアル版が稼動開始。

<地図データ出典>株式会社マップル

大気中の濃度マップ

PRTRデータを用いて作成した発生源分布及び大気中の濃度推定結果を全国5kmメッシュ単位で表示するマップ。2008年8月よりリニューアル版が稼動開始。
リニューアルにあたり、新たに以下の機能追加を行なった。

  • ヒストグラムの集計値
  • メッシュの表示/非表示
  • マーカ追加
  • 自治体の境界強調機能
  • 化学物質の検索方法の追加

 

 ©OpenStreetMap contributors

※NITE様は、2010年4月より、大気中の濃度マップ(発生源マップ・濃度マップ)と排出量マップを統合した「PRTRマップ」を公開しました。また、2022年にシステムのインターフェースについて改良を行いました。
「PRTRマップ」のページはこちら

導入効果

高性能のWebGISをベースエンジンとして耐負荷・性能を考慮した設計を行い、インタフェースも工夫したことにより、操作性の向上が実現した。

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