ニュースリリース

鴻池組とインフォマティクスが建設現場におけるMR利用の技術開発で連携

~(仮称)KONOIKEテクノセンター新築工事で生産性向上の取り組みを加速~

2020年9月11日
株式会社インフォマティクス

 

株式会社インフォマティクス(本社:川崎市、代表取締役:齊藤 大地)と株式会社鴻池組(本社:大阪市、代表取締役:蔦田 守弘)は、建設現場におけるMR(Mixed Reality:複合現実)関連の技術開発で連携し、(仮称)KONOIKEテクノセンター新築工事における各種の施工フェーズにおいてGyroEye Holo/HoloLens 2/Trimble XR10を最大限に活用し、生産性向上の取り組みを加速していくことを発表しました。

KONOIKEテクノセンターは、社会的課題解決に向けた技術開発を強化するため、2020年7月に着工した大阪市住之江区の新研究施設です。本工事における建設の基礎工事フェーズから完成後の運用フェーズに至るまで、インフォマティクスの保持するMR技術を最大限に活用していきます。

各フェーズの取り組み内容は順次公開するとともに、得られた知見や技術情報などを鴻池組が取り組む建築・土木分野の様々なプロジェクトにも応用することで、さらなる効率化と生産性向上の加速化を促進し、建設業界のデジタルトランスフォーメーションをより一層進めてまいります。

◆予定されている取り組み内容

実施予定項目 内容 実施時期
杭工事支援 GyroEye Holo TS+とトータルステーションによる杭芯確認 2020年8月
4D出来形確認 GyroEye Holoを拡張し、時間軸の変更に併せて建て方順序や完成していく様子を現場でMR確認 2020年9月以降
インサート墨出し GyroEye Holoを使い、設備工事におけるインサート取付位置の墨出しを実施 2021年1月以降
検査帳票の連携 GyroEye Holoを拡張し、現地で検査項目の合否をHoloLens越しにインプットして、検査帳票に連携 2021年1月以降
遠隔検査 GyroEye Holoを使い、遠隔パソコンとHoloLensを通信可能状態にした上で、遠隔から検査を実施 2021年1月以降

杭伏図をMRで表示している様子(Trimble XR10利用)

 

MR映像を確認しながら杭芯出しをしている様子

参考動画

インフォマティクスについて

株式会社インフォマティクスは、1981年の設立以来、建築・設計向けのCAD/CGシステムおよびGIS(地理情報システム)の開発、販売、保守サポートを行うシステムインテグレータとして成長を続けており、本社(川崎市)、営業所(大阪、名古屋)の総勢約190名の社員から成る企業です。国内の中央官庁、地方自治体、鉄道・高速、電力、金融機関、住宅メーカー、ゼネコン、設計事務所などに多数の導入実績があります。

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