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株式会社インフォマティクスが、AR/MRアプリケーションGyroEye最新版2024.1をリリース

~各種機能増強、セキュリティ強化、GyroEyeインサートでは大容量データにも対応~

2023年12月18日
株式会社インフォマティクス

 株式会社インフォマティクス(本社:川崎市幸区大宮町1310、代表取締役 齊藤大地)は、Augmented Reality(拡張現実;以下AR)と、Mixed Reality(複合現実;以下MR)システムの最新版GyroEye(ジャイロアイ)バージョン2024.1を2024年1月15日にリリースすることを発表しました。本バージョンは、2023年夏のリリース以来、「もう以前のバージョンには戻れない」と多くのユーザ様がAR/MR用データ変換を短時間で行えるGyroEye Webデータコンバータの利便性を更に向上した他、現実構造物と仮想設計データの誤差計測が可能となる新たな計測機能の実装や、セキュリティ機能を強化しました。GyroEyeインサートにおいてはインサートの件数を5,000件まで対応を可能とし、加えて広い平面の場合にフロアを自動分割するベースロジックの拡張など多方面の機能向上が図られております。

 GyroEye(ジャイロアイ)は、Microsoft HoloLens 2や、iPhone/iPadに対応したGyroEyeビューワやデータ変換システム等で構成されるAR/MRアプリケーションです。建設現場などの実空間に、デバイス越しに1分の1サイズの図面や、BIM/CIMデータを実寸投影いただくことで、出来形確認、既設との干渉確認、各種墨出し、各工程の検査などの施工フェーズや、受注前のプレゼン、合意形成など、多くの場面で皆様にご利用いただいております。
 また、同時にリリースしている、GyroEyeインサートは、建築設備インサートの墨出し業務に特化したアプリケーションで、コンベックス等を使って紙図面を見ながら、現場にインサート墨出しを行う従来工法と比較して、3倍~5倍等の生産性向上を実現できうるソリューションです。

GyroEye 2024.1の主要な新機能

GyroEye Webデータコンバータ
  • FBX/OBJファイルの読込において、参照される外部テクスチャを含む変換に対応しました。(FBXはBlenderから出力された場合に利用可能です)
  • プロジェクト一覧でフォルダに対応しました。(フォルダの追加/編集/削除/移動に対応)
  • GyroEye 2021.2で搭載されていた、大きなファイルサイズの図面取込が可能な図面→画像化モードが搭載されました。
  • セキュリティが強化されました。(プロジェクトパスワード、2段階認証に対応)
GyroEyeビューワ(HoloLens 2/Trimble XR10/iPhone/iPad)
  • 計測機能が搭載されました。(距離、垂直高さ、面積の計測に対応)
  • 基準点リスト表示に対応しました。(従来の縮小モデルに加えて、リストからも選択可能)
  • フォルダ機能に対応しました。(Webデータコンバータで作成したフォルダの閲覧とフォルダ内のプロジェクトのダウンロードに対応)
  • 位置調整機能が、ハンドトラッキングにも対応(HoloLens 2/Trimble XR10のみ)
  • セキュリティが強化されました。(プロジェクトパスワードを設定していた場合、プロジェクトを開く際にパスワード入力が求められます)
GyroEyeインサート
  • 2024年1月15日リリース予定のRebro最新バージョンより、以下の内容に対応します。
    • ダクトの中心線及び外形線、色の表示
    • 配管の外形線、色の表示
    • インサートの色の表示
  • インサート取込制限を1,000件→5,000件に拡大し、より広い範囲の図面に対応できるようになりました。これに伴い、指定したエリア を分割ロードする仕組みと、エリア単位の進捗率を表示できるようになりました。

 

廃止を予定している機能
 2023年11月にMicrosoft社より、Azure Spatial Anchors(以下ASA)の機能終了のアナウンスがあり、2024年11月20日にサービス終了となります。これに伴い、GyroEye 2021.2に「空間アンカー」として搭載されているASA機能についても、2024年11月20日以降は利用ができなくなりますので、あらかじめご了承ください。また、GyroEye 2023.2系バージョン(2024.1以降)への移植作業も中止とさせていただきますので、併せてお知らせいたします。

 
並行稼働期間とスケジュールについて


※2021.2系:2018年にGyroEye Holoとして開発・販売開始された初期製品
※2023.2系:2023年7月にGyroEyeとして開発・販売開始されたリニューアル製品

 2023年6月に告知させていただきましたGyroEye2021.2系バージョンとの並行稼働に関して、2023.2系の最新バージョンである2024.1におきましても、まだ未実装機能がある為、この期間を2024年6月末まで延長いたします。未実装機能を引き続きご利用の場合は、2021.2系バージョンをご利用ください。なお、この並行稼働期間については、今後も開発対応状況によって、変更する可能性がありますので、予めご了承ください。

 

各製品の入手方法

  • GyroEye保守契約中のユーザ様には、GyroEye 2024.1のご利用方法をメールでご案内します。
  • 新規にGyroEyeをご導入いただきましたお客様には、GyroEye 2023.2系バージョンのほか、2021.2系バージョンのご利用方法をメールでご案内します。
  • GyroEye 2024.1のHoloLens 2/XR10用アプリ、iPhone/iPad用アプリについては、1月15日以降順次、各ストアからダウンロードいただけます。

 

製品価格とラインナップについて

GyroEye 2024.1(価格はいずれも税別)

GyroEye Webデータコンバータ 750,000円 / 次年度利用 300,000円
GyroEyeビューワ(HoloLens 2・XR10版) 100,000円
GyroEyeビューワ(iPhone・iPad版) 無償

GyroEyeインサート 2024.1(価格はいずれも税別)

GyroEye Web データコンバータ 750,000円 / 次年度利用 300,000円
GyroEyeインサートビューワ(HoloLens 2・XR10版) 700,000円 / 次年度利用 70,000円

※GyroEye 2024.1のGyroEye Webデータコンバータと同じものです。
 

2024年イベントスケジュールのご案内(予定)

開催日 催事名 会場
1月17日(水)14:00~15:00 ウェビナー
「最新バージョンGyroEye 2024.1と最新情報ご紹介」
オンライン
1月24日(水)~26日(金) ウェアラブルExpo 東京ビッグサイト西4F 西ホール3
2月27日(火) GyroEye体験会 株式会社インフォマティクス本社会議室

 

GyroEye最新版2024.1 特設サイト
Informatix XR GyroEye最新版2024.1 特設サイト

 
インフォマティクスについて
株式会社インフォマティクスは、1981年の設立以来、建築・設計向けのCAD/CGシステムおよび地理情報システムの開発、販売、保守サポートを行うシステムインテグレータとして成長を続けており、本社(川崎市)、営業所(大阪、名古屋)の総勢約255名(2023年8月末現在)の社員から成る企業です。国内の中央官庁、地方自治体、社会インフラ事業者、建設・土木・エンジニアリングなどエンタープライズ企業に多数の導入実績があります。

製品に関するお問い合わせ
担当:株式会社インフォマティクス XR推進室 黒坂、高橋、池田
Mail:gyroeye@informatix.co.jp TEL:044-520-0850 FAX:044-520-0845

ニュースリリースに関するお問い合わせ
担当:株式会社インフォマティクス 営業部 営業推進グループ プレスリリース担当
Mail:ifx-marketing@informatix.co.jp
〒212-0014 川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー27F
TEL:044-520-0850 FAX:044-520-0845

※GyroEye、ジャイロアイは株式会社インフォマティクスの登録商標です。その他記載の製品名、会社名は各社の登録商標です。

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