消防情報分析システム|消防OAと地図情報を連携し各種情報を地図上に集約・共有化

一刻も早い対応が迫られる消防業務において、地図情報の活用は重要な役割を果たします。

インフォマティクスの「消防情報分析システム」は、消防業務に必要な各種情報を地図上に集約し全署で活用・共有するための​Web地図ベースの汎用システムです。通信指令、警防、予防といった部署の日々の業務から、計画策定、意思決定、分析・立案までトータルに支援します。​

 

システム概要

  • アプリケーションのインストールは不要。Webブラウザを起動するだけで利用できます。
  • サーバーは消防本部に設置。現在各業務で使用されているOA用のPCや市役所配布端末などで利用できます​。
  • 特定業務専用の機能に加え、汎用機能も豊富に取り揃えているため、地図を利用する各業務で利用いただけます。​​

 

ご利用メリット

卓上の業務パソコンで各種情報分析・共有が可能

地図情報を皆様の卓上パソコンで活用でき、災害や事故が発生した場所や車両の位置をリアルタイムに把握できます。また各種分析、データ取り込みも行えます。

時間推移による延焼被害を予測する機能との連携

出火点や気象条件を設定することで、時間推移による延焼被害を予測できます。(消防庁 消防大学校 消防研究センター様ロジックを利用)これらの情報を消防情報分析システム上で結果表示することができます。

豊富な作図機能を利用し、周辺の道路や建物の位置関係を考慮して、より安全な避難ルートや現場活動の計画策定も可能になります。

車両の出動状況、動態情報を蓄積

車両の位置を地図上にリアルタイムに表示しますので、出動中・巡回中など車両の出動状況をすぐに把握できます。

車両の出動時刻も表示できるため、事案ごとの対応状況も把握できます。また過去の動態情報を蓄積し、出場ルートや部隊の運用状況を把握することもできます。

AI機械学習を活用して最適な活動計画を策定

今後ますます増加が予想される救急需要に対応するには、効率的な救急隊運用が急務です。

消防情報分析システムはAI機械学習を利用した需要予測機能と連携を行うことができますので、限られた人員や車両で効率的かつ効果的な運用を行うための計画策定、増隊検討を支援します。

 

主要機能

活動図作成​

各出動車両の最終現場到着位置に、車両シンボルや車両名称を配置します。現場活動図や警防計画図の作図も簡単に行えます

車両動態履歴表示

活動中の全車両の位置情報や、出動した各車両の署から現着までの走行履歴を地図上に表示できます。

水利分析

水利充足率算出、用途地域種別に適した水利円の作成など、時間と労力を要する分析も簡単に行えます。

時系列表示

風水害の報告など、多くの情報を一覧表と地図で管理することで、状況把握と意思決定のスピードを高めます。

データ取り込み

市役所や県で保有するデータ(例:浸水想定区域、土砂災害危険個所)を簡単に地図上で重ね合わせることができます。

住所情報付きExcelも地図に取り込めます。

印刷

最新の地図情報を背景とし紙出力ができます。用紙サイズに合わせて広範囲を分割印刷できます。

住宅地図利用の際は別途複製利用料が必要です。

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<背景地図 出典>国土地理院、OpenStreetMap、ジオテクノロジーズ