Case21.表現は無限大


井上定株式会社 推進営業部 
飛田起世子氏

井上定株式会社

 

リック賞 受賞作品

大阪府を本社とする建築資材の商社、井上定株式会社の中で、販売店や施工店向けのイメージパースやチラシ作成を担当する飛田氏。アワードには毎回作品を提出していただいており、今回見事、リック賞に輝いた。(アワード2002ではインフォマティクス賞も受賞されている。)


『今年の桜』と題するこの作品は、「この春に見た桜がとても綺麗で、その景色を思い出しながら、うららかな春の空気感をPiranesiで表現できればと思い作成しました」とのこと。


モデルはRIKCADで作成し、着色は全てPiranesiで行うという飛田氏。「Veduteから後の制作時間は1時間程です。一番多用する機能は、フェード(グラデーションを設定することができる機能)ですが、これを活用することで、平坦な画像に立体感や、写実的な印象を加えていくことができます」という。


制作過程

Vedute作業 色・テクスチャペイント、フェードによる陰影表現 窓ガラスのハイライト
点景配置 風を感じるような表現 マルチペイント 水彩風

 

3DDXFファイルをVedute(Piranesi付属ソフト。各種3次元CADデータをPiranesi形式に変換することができる)に読み込んでアングルを設定した後、Piranesiで建物全体にテクスチャや色を流し込む。その後、フェード機能を使って全体的にグラデーションをかけていく。フェードを加えるのは、基本的には建物の影になりそうな箇所。ポイントは、奥ほど濃く、手前ほど薄くなるようにかけることだ。窓ガラス面に対しては、多少ハイライトのような表現になるよう、白くフェードを加えてもいる。その後、点景をバランスよく配置していき、概ねフォトリアルなイメージが完成。工夫したポイントは「風を感じるような表現」にするために、ブラシを使って桜の舞う様子を加えた点。最後にマルチペイントの「水彩風」をかけると、一瞬で水彩風に仕上がるという具合だ。

 

成約率が向上する

「Piranesiで作成したパースは、クライアント様からの反応が非常によく、成約率が高いとうれしいお言葉をいただいております」という飛田氏。ボリュームのないエクステリアや建物の色が決まっていない段階での提案の場合、フォトリアルでレンダリングすると寂しくなりがちだが、ピラネージで建物を白く塗り、黒エッジだけで表現し、メインの商材をカラーでふんわり仕上げるだけでも、雰囲気が良くなるという。

成約率が向上するパース


表現は無限大

「Piranesiは他の画像編集ソフトと比べて3Dの情報が活きているので、直観的に点景を配置できるし、マスキングも不要なので、パース制作に集中でき、元々無い絵心でも刺激され、使っていて非常に楽しいソフトです」と謙遜がちに語る飛田氏。

 

「フォトリアルな表現は非常に簡単に作成できますし、手描き風のフワッとした表現は、クリック一回で納得の仕上がりになります。他のソフトで手描き風の表現をしようとすると、元データのピクセルの大きさに合わせて細かく設定しなければならないことが多いのですが、それに比べてPiranesiのマルチペイントは設定も簡単で、しかも圧倒的な表現力です」

 

「100%ピラネージで着彩するもよし。他ソフトでレンダリングしたものをインポートして加工するもよし。面・マテリアル・方向・カラーのロック機能、その他盛りだくさんの機能を使った多彩な表現は無限大」と今後のPiranesiの活用にもさらなる意欲を示されている。


その他の加工例  その他の加工例

Piranesiのその他の加工例


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