Piranesi V6.1の機能
操作画面
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刷新されたV6.1の操作画面 |
EPixファイル提供:有限会社エルファ・アーキィテクト |
レイヤ機能 (V6.1、V6.0)
待望のレイヤ機能が搭載されます。制御方法としては、表示/非表示、リアルタイムな濃淡の変更、ブレンドの変更、レイヤ表示順の変更、参照先のレイヤを特定することなどが可能です。 このレイヤ機能により、パースイメージの複数パターンの生成、マルチペイントによる表現の合成、未確定点景へのペイントなど、これまでできなかった多彩な編集が可能となります。 V6.1では、マルチペイントを実行した際に、水彩、油彩、オールドセピアなど操作を表す名称のレイヤを作成するように、あらかじめ設定できるようになりました。多数のマルチペイントを実行しても、結果のレイヤを名称で判別できるため、レイヤの管理がしやすくなります。 また、RGB、深さ、マテリアルチャネルの切替を行うためのサムネイルボタンを実装の上、従来の点景マネージャと統合し、レイヤ・点景ウィンドウとなりました。 |
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V6.1のレイヤ・点景ウィンドウ |
レイヤを使って、鉛筆画と元画像をミックスする様子
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(※V6.0の操作画面です) |
レイヤを使って、反射画像の濃淡を調整する様子
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(※V6.0の操作画面です) |
コピー機能 (V6.1新機能)
2Dコピー機能が新たに実装され、3Dコピー機能(従来の取り込み機能)と合わせて独立したツールになりました。 2Dコピーは、周囲や他のレイヤのピクセルの色を取得しながら、ペイントする機能です。 たとえば、フォトモンタージュ時の背景加工として、不要な電線を消すといった編集が行えます。
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コピー前 | コピー後 |
スタイルレコーダの強化 (V6.1新機能)
スタイルレコーダの機能に、新たに「マテリアル名を含む」機能が追加されました。テクスチャマッピングの手順を記録し、結果を他のアングルのEPixファイルに自動再現できるようになりました。また、点景の配置位置も再現できるように改良されています。
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アイレベルで着色しながら記録したスタイルを、鳥瞰アングルのEPixファイルに、自動適用した様子 | |
ロック機能の強化 (V6.1新機能)
従来、塗りつぶしツールのオプションだった、「部分」、「全体」の塗り分け機能が、ロックの機能として拡張されました。塗りつぶしツール以外のブラシツールなどでも塗り分けが利用できます。
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ブラシツールを使いながら、面ロック+部分によって、 ペイントしている様子 | |
立体視対応 (V6.0以降)
立体視用のステレオ画像を出力できるようになりました。(特別なグラフィックカードなどは一切必要ありません。)赤青メガネで立体視可能なアナグリフ方式や、左目用、右目用の画像をそれぞれ、レイヤに出力する機能などがございます。Piranesiの画面上、Piranesiから出力したJPG等のファイル、紙に出力したものなど、何でも手軽に立体視をお楽しみいただけます。
(赤青メガネについて・・・左目の位置に赤のセロファン、右目の位置に青のセロファンを、紙などで固定して作れば、簡単に自作も可能です。)
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パッケージに1点バンドルされます |
Piranesiで出力した、鉛筆画風の立体視画像 (赤青メガネで立体映像を見ることができます) |
点景のイメージカーソル機能 (V6.0以降)
点景配置時に、点景イメージを確認しながら、配置できるようになりました。これにより、点景が壁面にもぐったり、的確な位置に点景がおけないといったストレスなく、点景を配置することができます。
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(※V6.0の操作画面です) |
従来は、ボックスの線しか見えなかったものが、イメージを確認しながら、配置できるようになりました。
マルチペイントのスタイルが倍増 (V6.0以降)
従来のマルチペイントを見直し、新たなスタイルが多数増加しました。鉛筆画や、2D画像処理用のスタイル、簡易的にフォトリアルに表現を変更するスタイルなど、ワンクリックで多彩な表現が可能になります。(全20パターンのマルチペイント)
マルチペイント一例
メガソフト社の3DマイホームデザイナーProから出力したDXFファイルに対して、Piranesiでフォトリアルに加工後、各種ワンクリックでレタッチした様子です
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元画像 | フォトリアル | |
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水彩 | 油彩 | 色鉛筆 |
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鉛筆画 | オールドセピア | パステル画 |

ダウンロード機能 (V6.0以降)
Trimble社が運営する「3Dギャラリー」に直接アクセスすることができ、また、ダウンロードしたデータを保存後、即参照できるよう連携機能を搭載いたしました。世界中のSketchUpユーザーがアップロードする3次元コンテンツをPiranesiで点景として活用することができます。 |
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フェードのショートカット機能 (V6.0以降)
フェードのピックボタンがショートカットに対応いたしました。フェード機能を活用する際、使用頻度の高いピックボタンですが、キーボードによるショートカットを使い、素早く任意の場所にフェードをかけられるようになります。 |
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ショートカットキー操作により、連続的にフェードを表現している様子 |
ロックエリアのハイライト表示 (V6.0以降)
面、マテリアル、方向、カラーの各種ロック機能を活用する際、どこがペイントされる対象なのかを事前に視覚的に分かるようになりました。なお、この機能は、ショートカットキーでON/OFFの切替が簡単にできます。 |
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ペンツール強化 (V6.0以降)
ペンツールで閉じた領域を作成すると、任意の色やテクスチャで塗りつぶすことができるようになりました。これにより、住宅の敷地や、アプローチなどの作成が容易になります。 |
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新たなUV点景(テクスチャ付3次元点景)の追加 (V6.0以降)
隣地を表現する、隣家、ビル、道路などの使える点景を多数収録いたしました。
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(左から、隣家、ビル1、ビル2、ビル3、各種道路などを収録) |
ライブラリを分かりやすく再編成、新規ライブラリの増加 (V6.0以降)
これまで収録されていたライブラリのうち、使用頻度、使いやすさなどを考慮して、再編成を行うとともに、新たに各種ライブラリが増強されます。
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ネットワークライセンス (V6.0以降)
セグメントを越えてライセンス管理が可能なネットワークライセンスとなります。ご利用いただくには、ライセンスサーバーをご用意いただく必要があります。(ネットワークライセンスは2ライセンス以上でご利用いただけます。)

その他の新機能 (V6.0以降)
V6.1新機能
- スタイル適用方法の変更
- スタイルは従来ダブルクリックで適用されていましたが、ワンクリックで適用できるようになりました。
- URL指定のスタイル機能改良
- URL指定のスタイルを設定した場合、サーバー側のXML更新時に、クライアント側で自動更新されるよう改良いたしました。
V6.0以降
- 色スポイト
- 他のアプリケーションからも、スポイトで色を吸い取れるようになりました。
- 色ウィンドウ
- デザイン変更、カラーパレットの色数増加、カラーモード追加、カスタマイズが可能に。
- スタイルライブラリXML化
- スタイルライブラリのファイル形式がXML形式に変更となりました。(PSF形式の読込は可能)
- スタイル定義ファイルの
URL指定 - インターネット上に設置したスタイル定義ファイルを参照できるようになりました。
- スタイルレコーダ強化
- ブラシのストロークも記録できるようになったほか、パネルに詳細表示ができるようになりました。
- DWG、FBX形式読込対応
- Vedute、もしくはPiranesiの点景機能にて、DWG、FBX形式の読込をサポートいたしました。
ほか多数
動作環境等

※付属アプリケーションについて
従来、Piranesiにバンドルされていました、Fotografiaについては、Piranesiサポートサービスご登録者のみご利用可能なダウンロード製品に変更となりました。なお、Replicaについては、V6.0発売に伴い、サービス終了となります。予めご了承ください。
この製品のお問い合わせ
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ご購入前のお問い合わせは、営業部 TEL 044-520-0850
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