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ウィンドウ定義の一括変更ツール

対象 MicroGDS Pro/Standard V11.2.5
概要 ウィンドウ定義に保存される、座標軸情報(縮尺、単位、小数位)を一括変更するツールです。

MicroGDS V11から、ウィンドウ定義に縮尺や単位を明示的に保存できるようになり、ウィンドウ定義を開くとステータスバーの縮尺情報などが保存された内容で表示されるようになりました。
しかし、
旧バージョンで作成したMANファイル/WNDファイルを開くと、基本設定ファイルの「座標軸の縮尺」で定義されている縮尺がファイル内の各ウィンドウ定義に自動保存されるため、ウィンドウ定義を再度開くとステータスバーの「縮尺」ボックスに意図しない縮尺が表示されることがあります。
希望する縮尺を設定し、「表示/座標軸・保存」コマンドを実行することで保存しなおすことができますが、複数のウィンドウ定義をまとめて設定・保存することはできません。

本ツールは、ウィンドウ定義に意図しない縮尺、単位、小数位が保存されている場合に、一括して望みの設定に変更するものです。

動作環境 MicroGDS Pro/Standard V11.2.5が動作する環境
ダウンロード 「V11.2.5_BulkWndSave.zip」(21.6KB)
インストール方法 ダウンロードした「V11.2.5_BulkWndSave.zip」をダブルクリックします。

表示された「BulkWndSave.exe」を右クリックして「コピー」コマンドをクリックしたのち、ハードディスク上の適当なフォルダに貼り付けます。

使用方法
  1. MicroGDSを起動し、編集するファイルを開きます。
  2. 「BulkWndSave.exe」をダブルクリックします。
  3. 「①情報を取得する対象の指定」部分で、オブジェクトの縮尺情報を検索する対象をチェックします。チェックしなかった場合、編集可能なレイヤの情報のみ検索されます。
  4. 「②情報の確認・変更」部分の「情報を取得」ボタンをクリックします。
  5. 開いているファイル内のウィンドウ定義名と、各ウィンドウ定義に保存されている縮尺、単位、小数位が表示されます(現在保存済みの項目はグレーの列に表示されます)。
  6. 「変更後の縮尺」列のセルに、変更後の縮尺の分母を入力します。
    縮尺は、「縮尺出現率」列のリストから選択して指定することもできます。このリスト内の縮尺は、ウィンドウ定義内のオブジェクトで使用されている縮尺情報を取得したものです。ウィンドウ定義に設定する縮尺の目安としてご利用ください。
  7. 単位を変更する場合は、「変更後の単位」列に半角文字で入力します。
    尺貫法、海里を入力する場合は、漢字で入力します。
  8. 小数点以下の桁数を変更する場合は、「変更後の小数位」列に半角数字で入力します。
    小数点以下の桁数は、指定されている単位に応じて異なります。誤った値を入力した場合は、変更時にエラーが表示されます。詳しくは、MicroGDSヘルプの「単位、小数点以下の桁数を設定する」を参照してください。
  9. 複数のウィンドウ定義の各種情報を一括して変更したい場合は、CtrlキーやShiftキーを使って変更したいウィンドウ定義の行を複数選択します。
  10. 「③選択行のウィンドウ定義に設定」部分で、「変更後の縮尺」ボックスに値を入力し、「縮尺の設定」ボタンをクリックします。
    「変更後の縮尺」列に、設定した縮尺が表示されます。

    単位、小数位も同様の操作で変更します。
  11. 「④変更」部分の「情報を変更」ボタンをクリックすると、「n個のウィンドウ定義を変更しますか?」というメッセージが表示されるので、「はい」ボタンをクリックします。
  12. 「ウィンドウ定義を変更しました。表示を更新する場合は「情報を取得」をクリックしてください。」というメッセージが表示されます。
  13. 「情報を取得」ボタンをクリックし、表示されたリストの「保存済み縮尺」「保存済み単位」「保存済み小数位」が設定された内容に変更されているか確認します。
  14. MANファイル、またはWNDファイルを保存します。