オブジェクト
線、円、テキストなどのプリミティブ(1回のコマンドで作図される図形)をグループ化したものを「オブジェクト」といいます。図形をオブジェクト化し、様々な用途に生かせます。
- 図形の一括編集が簡単
ドアや窓など、ライブラリデータの単位でオブジェクト化しておくと、移動やコピーなどの編集操作を一括で行うことができます。
プリミティブ単位で選択:建具の枠のみが選択されるオブジェクト単位での選択:建具全体が選択されるオブジェクト単位で図形を選択し、建具を一括で移動
- 編集制限を設定
特定のオブジェクトのみを編集対象にしたり、逆に特定のオブジェクトを編集対象から除外するなど、編集対象とする図形を自在に制限することができます。
(編集制限は、オブジェクト名のほか、線種、文字種、設定した属性などで設定することも可能です。) - ライブラリデータとして登録して再利用
一度作成したオブジェクトはライブラリとして登録しておくと、後で簡単に再利用することができます。
建具など頻繁に使用するデータをライブラリに登録すると便利です。ライブラリとして登録された図形 - 属性情報の設定
オブジェクトには、属性データと呼ばれる図形化されない情報(価格、製品、番号、使用者など)を設定できます。
例えば、机や椅子などの什器を作図した際、その図形をオブジェクト化しておくと、そのオブジェクトごとに管理番号や仕様、価格などの様々な属性情報を設定できるので、部品や設備の管理に利用することができます。
- 什器などの数のカウント
図面内のオブジェクトの数をカウントできます。
例えば、施設のレイアウト検討などで什器の数をカウントする場合に便利です。
プリミティブ
1回の作図で描かれる、最小単位の図形のことです。