文字列の下の図形をマスキングする方法についてご紹介します。
文字列の下の図形をマスキングする
ハッチングなどの図形の上に文字を作図すると、図形と文字が重なってしまい見づらいときがあります。このようなときには、文字に「囲み線」でMASK線種を割り当てて、文字列の下にある図形を非表示にすることができます。
下に描かれている図形に対して削除などの編集を行わないので、文字列を移動した場合、移動元の図形は元どおり表示されます。また移動先の下に描かれている図形は非表示になります。
操作方法
- 文字列を作図するレイヤを、隠したい図形が描かれているレイヤよりも上位(フェーズNo.が大きいほど上位になります)に並べ替えておきます。
- 文字列用のレイヤを選択します。
- 「作図/テキスト」コマンドを実行し、作図する文字列を入力します。
- 「囲み線」部分のチェックボックスをチェックします。
- 「使用する線種」ボックスから、線種「MASK」を選択します。
- 調整点、文字種を適宜設定し、「OK」ボタンをクリックして図面内に配置します。
- 「編集/選択解除」コマンドを実行し、MASKの囲み線の効果を確認します。
※ 文字列のレイヤより、下位にあるレイヤ内の図形がマスキングされて非表示になります。必要に応じてレイヤを並べ替えておきます。
※ 囲み線に使用できる線種は、現在作業している図面に登録されている線種であれば、どれでも使用することができます。
※ 既存にある文字列に囲み線を設定したい場合は、「修正/テキスト編集」コマンドで既存の文字列をBoxスナップコードでスナップして編集します。