2017/10/05更新
2017/9/19更新
2017/9/8更新
2017/6/16更新
2017/5/18更新
2017/4/17更新
2017/3/22公開
2017/10/05 MicroGDS 11.3用修正パッチのダウンロードを開始しました。
2017/5/18 原因が判明しました。詳しくは、下記「原因」をご覧ください。
2017/3/15に公開されたWindows 10の更新プログラムを適用後、描画が極端に遅くなる、PCの環境によっては応答なしになる問題が確認されています。
現在、MicroGDSの設定などでの有効な回避方法は見つかっておりません。
対処方法などが判明次第、本ページにてご案内申し上げます。
本件に関するお問い合わせは、お問い合わせフォームより承っております。
ご不自由をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
現象
- テキストプリミティブ(文字)が存在する図面を開くと、描画が極端に遅くなる。
原因
2017年 3月15日 公開のセキュリティ更新プログラム「KB4013429」によって、Windowsのグラフィックス関連の構成ファイルのひとつである「Gdiplus.dll」に行われた変更で、フォントに関連するメモリの開放に時間がかかるようになり、MicroGDSの描画動作が著しく低下します。
また、この更新で大量のフォントキャッシュファイルが生成、消去されるという現象も確認されています。
本件は、マイクロソフト社でも現象を確認されていますが、現状では、修正の提供時期、及び修正が行われるかどうかは未確定となっています。
この「Gdiplus.dll」への変更は、2017年4月11日に提供開始された「Windows 10 Creators Update」にも含まれています。
現象が発生する更新プログラム
2017年3月15日以降に提供されたWindowsUpdateの以下の更新プログラムを適用
- 2017年 3月15日 KB4013429 (OS ビルド 14393.953)
- 2017年 3月21日 KB4015438 (OS ビルド 14393.969)
- 2017年 3月23日 KB4016635 (OS ビルド 14393.970)
- 2017年 4月11日 KB4015217 (OS ビルド 14393.1066 および 14393.1083)
- 2017年 5月10日 KB4019472 (OS ビルド 14393.1198)
- 2017年 6月14日 KB4022715 (OS ビルド 14393.1358)
- 2017年 7月12日 KB4025339 (OS ビルド 14393.1480)
- 2017年 8月 9日 KB4034658 (OS ビルド 14393.1593)
- 2017年 9月13日 KB4038782 (OS ビルド 14393.1715)
- Windows 10 Creators Update ※
現象を確認したMicroGDSバージョン
- MicroGDS 11.3
- MicroGDS 11.2.5
- MicroGDS 10.0.5
回避方法
- 前述の「現象が発生する更新プログラム」のアンインストール
- テキストプリミティブを一つのレイヤにまとめている場合は、そのレイヤを一時的に非表示にして作業する
※ Windows 10 Creators Updateは、本現象の原因となるファイルがあらかじめ組み込まれているため、現状、回避方法はありません。
更新プログラムのアンインストール方法
- [スタート]ボタンをクリックし、[設定]→[更新とセキュリティ]→[更新の履歴]→[更新プログラムをアンインストールする]の順に選びます。
- [インストールされた更新プログラム]ウィンドウの一覧から、[Microsoft Windows]の見出しを展開します。
- 前述の更新プログラムの一覧から、最も新しい日付のKB番号の更新プログラムを選択し、[アンインストール]を選びます。
※日付が新しい更新プログラムがインストールされている場合、古い更新プログラムのKB番号は[インストールされた更新プログラム]の一覧に表示されないことがあります。
Windows 10 Proの場合
更新プログラムを手動インストールに切り替える方法があります。これを使用して、自動的に更新プログラムがインストールされることを回避することができます。
※Windows 10 Homeでは、この方法は使用できません。
参考: 更新プログラムを手動インストールに切り替える (マイナビニュースへリンク)