MicroGDS V11.2.5リリースノート(Pro、Standard共通)                               2012年10月                       株式会社インフォマティクス MicroGDS V11.2.5は、MicroGDS V11.2の出荷以降に確認されたいくつかの問題 を修正するアップデート版です。 本リリースノートの内容は以下のとおりです。 1. 本アップデートの注意点 2. V11.2.5アップデート方法 3. MicroGDS V11.2.1からV11.2.5への変更点 <<1. 本アップデートの注意点>> ・このアップデートは、MicroGDS V11.2がインストールされていないPCではご  利用いただけません。  あらかじめCD-ROMにてMicroGDSをインストールしたのち、アップデートを実  行してください。  製品がインストールされていない環境でアップデートを実行すると、以下の  メッセージが表示され、アップデートが中断されます。    「Windows インストーラ サービスでアップグレード修正プログラムを     インストールできません。アップグレードするプログラムがないか、     またはアップグレード修正プログラムでアップグレードするプログラ     ムのバージョンが違う可能性があります。アップグレードするプログ     ラムがこのコンピュータにあり、アップグレード修正プログラムが正     しいかどうかを確認してください」 ・既にMicroGDS V11.2がインストールされている場合は、現在インストールさ  れているMicroGDSのバージョンが「V11.2.4」以前であることを確認してく  ださい。  (MicroGDSメニューバー「ヘルプ/バージョン情報」コマンドで確認できま  す。) <<2. V11.2.5アップデート方法>> アップデートを行う場合は、あらかじめシステム管理者の権限を持つユーザ  (通常はAdministrator)でログオンして実行してください。 ■32bitOSで、32bit版MicroGDSをご利用の場合 1)ダウンロードした「MicroGDS11.2.5Update_32.msp」をダブルクリックして  アップデートを実行します。 2)「更新」ボタンをクリックして、アップデートを開始します。 3)「完了」ボタンをクリックして、アップデートを完了します。 4)アップデート完了後、MicroGDSを起動し、「ヘルプ/バージョン情報」コマ  ンドで「V11.2.5」にアップデートされていることを確認します。 ■64bitOSで、64bit版MicroGDSをご利用の場合 1)ダウンロードした「MicroGDS11.2.5Update_64.msp」をダブルクリックして  アップデートを実行します。 2)「更新」ボタンをクリックして、アップデートを開始します。 3)「完了」ボタンをクリックして、アップデートを完了します。 4)アップデート完了後、MicroGDSを起動し、「ヘルプ/バージョン情報」コマ  ンドで「V11.2.5」にアップデートされていることを確認します。 ■64bitOSで、32bit版MicroGDSをご利用の場合 64bitのWindowsで、32bit版のMicroGDSをご利用の場合は、以下の手順でアップ デートを行なってください。 ※MicroGDSのbit版を確認する方法  「スタート」ボタンをクリックし、「すべてのプログラム」を表示して  「MicroGDS 11.2(32bit)」と表示されている場合は32bit版です。 1)ダウンロードした「MicroGDS11.2.5Update_32.msp」をダブルクリックして  アップデートを実行します。 2)「更新」ボタンをクリックして、アップデートを開始します。 3)「完了」ボタンをクリックして、アップデートを完了します。 4)引き続き、ダウンロードした「MicroGDS11.2.5Update_App64Runtime.msp」を  ダブルクリックしてアップデートを実行します。  アップデートは完了などのメッセージを出さずに、自動的に終了します。 5)アップデート完了後、MicroGDSを起動し、「ヘルプ/バージョン情報」コマ  ンドで「V11.2.5」にアップデートされていることを確認します。 <<3. MicroGDS V11.2.1からV11.2.5への変更点>> MicroGDS V11.2.5アップデートに含まれる修正点は以下のとおりです。 1. 全般的な修正点 2. APIの修正点 3. Cad.LineTo、Cad.BulgeTo、Cad.ArcToの動作について --------------------- 1. 全般的な修正点 --------------------- ・線種、文字種の「ライブラリのスタイル」に日本版スタイルが表示されない  問題は解決されました。 ・ニーモニック定義のみを割り当てたオブジェクトが含まれる旧バージョンの  ファイルをV11.2で開いた場合、そのオブジェクトから当該ニーモニック定  義の割り当てが解除される問題は解決されました。 ・「ウィンドウ/プロファイル」コマンドの動作が、改良されました。  - 「ウィンドウ/プロファイル/選択」コマンドで保存されたプロファイル   を指定しても、保存した内容どおりに画面構成が反映されないことがあり   ましたが、正しく表示されるようになりました。  -「ウィンドウ/プロファイル」コマンド内、「選択/>>>」コマンド、「名   前を付けて保存」コマンド、「削除」コマンドで表示されるプロファイル   を選択するダイアログボックスで、ダブルクリックにてリスト内のプロフ   ァイルを選択・保存・削除できるようになりました。 ・フェーズリストで約100文字以上の構文で設定した旧バージョンのファイル  をV11.2で開いた場合、ニーモニック定義に関するエラーが発生して読み込  めない問題は解決されました。 ・「DXF Scan」で、文字コードがUTF-8形式のDXFおよびDWGファイル(UTF-8形  式に該当するファイルバージョンはAutoCAD2007以降)を読み込んだ場合、  線種・文字種・レイヤ名・ブロック名の日本語が文字化けしていましたが、  正しく表示されるように修正されました。 ・AutoCAD 2000形式以降のDXF・DWGファイルを読み込む際、エンティティマッ  ピングテーブルで大文字小文字が混在しているブロック名に対して置き換え  を設定した場合、設定したオブジェクト名に変換されない問題は解決されま  した。  レイヤ名、ブロック名の置き換えは、AutoCAD名称の大文字小文字を区別せ  ずに行われます。 ・プロパティウィンドウのオブジェクトの「縮尺」で、値の末尾に「ア」と表  示される問題は解消されました。 ・64bit版MicroGDSで、半径および長さが「0」の円、あるいは円弧の半径と同  じ長さで内側を塗りつぶす線幅の線種で作図した図形が含まれるウィンドウ  定義を開くと、描画が極端に遅くなり、フリーズする現象は解決されました。 ・長さを持たず、曲線の情報が定義されている線プリミティブに対して「修正  /移動」コマンドや「作図/図形コピー」コマンドの操作を行うと、エラー  「Unexpected arc in KRLineLike」が発生する問題は解決されました。 ・「ツール/窓作成」コマンドで、窓幅を変更したのち、プレビューを更新せ  ずに「作図」ボタンをクリックするとエラーが発生する問題は解決されまし  た。 ・「ツール/タイルの作図」コマンドで、タイルを割り付ける領域のプリミ  ティブに曲線の情報が定義されている場合、領域内の一部にしかタイルが  作図されない問題は解決されました。 ・ 64bit版MicroGDSで、SKPファイルを開くと「SketchUpReader dllの読み込み  に失敗しました」というエラーメッセージが表示され、開けない問題は修正  されました。  MicroGDS 11.2.5アップデータを使用してアップデートした場合も本問題は修  正されていますが、もしSKPファイルの読み込みで本エラーメッセージが表示  された場合は、Visual C++2005の32bit版ランタイムをインストールしてくだ  さい。  1.「Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ATL   のセキュリティ更新プログラム 」にアクセスする   (http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=14431)  2.「vcredist_x86.exe(2.6MB)」をダウンロードし、インストールする。 --------------------- 2. APIの修正点 --------------------- ・Cad.InsertMenuCommandで、メニューにセパレータを追加できるようになり  ました。 --------------------- 3. Cad.LineTo、Cad.BulgeTo、Cad.ArcToの動作について --------------------- (この仕様は、V11.1より実装されておりますが、リリースノートに記載されて いなかったものです。) V10以前のバージョンでは、Cad.LineTo、Cad.BulgeTo、Cad.ArcToを使用して一 連の線を描画する際に、新たに指定する頂点の座標値が、以前の座標値と一致し て線を閉じる形になる場合、閉じたプリミティブが作成され、更にこれらの関数 で別の点を与えた場合、新たなプリミティブが開始されていました。 これは、Cad.Polylineで同じ一連の座標値を渡して作図した場合と異なる結果に なります。 V11以降では、これらの関数は、明示的にCad.MoveToが用いられるまで、新たな プリミティブを作成しません。新たなプリミティブを開始する場合は、明示的に Cad.MoveToを使用してください。 ■MicroGDSのWebサイト MicroGDSの製品情報につきましては、下記Webサイトをご参照ください。 http://www.informatix.co.jp/mg/ MicroGDSは株式会社インフォマティクスの登録商標です。 その他記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。 (C) 2012年 株式会社インフォマティクス 全ての版権は当社に帰属します。