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ユーザーブログ|地史まっぷで学習企画!~山形県果物編~

こんにちは、山形大学VR部の霧葉です。
前回は地史まっぷとは何か、どのような機能があるのか、利便性を中心に紹介しました。これからは数回にわたって地史まっぷを活用しながら地理の勉強をしていこうと思います!(ちなみに筆者は高校時代、歴史を選択していたため地理にはかなり弱いです。)
地理が苦手な人もぜひ読んでみてください!もちろん前回説明しきれなかった機能・操作についても書いていきますので、更に地史まっぷについて知りたい人も必見です!

前回の記事はこちらから⇩

ユーザーブログ|高校地理必修化で注目のWebGIS「地史まっぷ」で、自分だけのオリジナルのマップを作ってみた!

今回のテーマは「山形県の果物収穫、出荷量」についてです。

山形は果物が有名!という話から、山形で有名な果物の「りんご」「さくらんぼ(おうとう)」「柿」「西洋なし」「すいか(これは野菜でした笑)」の5品目について、総務省統計局のe-Statから、統計データを用意して取り込んでみました。
データを取り込んだら、まず果物各種のデータを地図内に反映させる作業をします。一度覚えれば残りも同じ操作になるのでとても簡単です。機械操作が苦手な人でも楽に操作できるのが良いですね。

初めに、「果物収穫量と出荷量(山形県)」レイヤの設定で、「見た目の変更」をします。
レンジ主題図という機能で、果物5種の収穫量と出荷量で色分けをします。
色分けの分割設定や色の指定は、地史まっぷにいろいろ用意されているので、とっても簡単です。

*ここでの注意点

前回説明したデータの追加作成と異なることに気付いた人もいるかもしれません。
今回は、前回の追加方法でデータを組み込んだ後の色分け作業(主題図設定作業)の説明になります。
つまり、データセットが現在作成している地図には取り込まれているが、色分けができていない状態ということです。データセット追加後は主題図を追加してデータを見やすい形にする必要があります。

レンジ主題図の設定が完了し、すべてのデータが表示されました。
データはこちらからご覧いただけます。

それではこれからデータからわかることを見つけていきたいと思います。目のマークで各データの表示設定ができますが、複数のデータを表示した際は一番下にあるデータが優先して表示されます。
データの見間違いには注意しましょう。データを見ていて真っ先に気付いたのは、生産量と出荷量の差がほとんどない(色の変化が無い)ということでした。(画像の枚数の都合上、一部抜粋で紹介しています)

りんごの収穫量/出荷量のレンジ主題図

りんご収穫量

りんご出荷量

柿の収穫量/出荷量のレンジ主題図

柿収穫量

柿出荷量

要するに、生産された果物のほとんどは全国規模で出荷されているということになります。
近所の人や親戚に果物をおすそ分けしたり、様々な人から貰いすぎて家に溢れる光景は田舎ではよくある話です。しかしそれらは、ほんの一部に過ぎないということがわかります。(データをExcelで実際に計算してみたところ、ほとんどの市町村で出荷していないのは1割程度でした)
各家庭に溢れ返るほどの果物が行き渡るのに、それでも全体の1割と考えると生産量がどれだけ多いかがわかります。そしてその量を生産・販売している農家の方々には尊敬の他ありませんね。(後日の調査で、約1割分は規格外で出荷できないものも含まれていたということがわかりました。)

ここで知識足らずな筆者は疑問が浮上しました。それは…

収穫した果物を加工して作った商品は出荷量に入るの??

というものでした。私はこれがわからず、それについて調べました。

結果、「果物を生食用または加工用として販売したものの量」を指すとのことです。

それを知ることが出来た感謝すべきサイトを載せておきます!

他の果物についても勉強も出来ますよ!

http://grading.jpn.org/f081803602.html


こうして新たな疑問を見つけて自己解決する力も養えるというのが地史まっぷの良いところです!雑学を身に付けるチャンスですよ!皆さんも地史まっぷを使いましょう!!

その他気付いたことは、全体的に収穫量が多いのは宮城県と隣接する市町村(内陸側)ということでした。この点に関しては土地の高さや状態、気温、雪の量など多くのことが関係しているように伺えます。

りんご収穫量 ⇩

柿収穫量 ⇩

また、庄内地方(およそ海に隣している地域)は1年を通して風が強い、庄内平野が存在するなど内陸部と大きく異なる点があります。それにより内陸部で収穫量が多いものは庄内地方では少なく、内陸部で収穫量が少ないものは庄内地方では多いという逆の現象が起きているように見えます。
同じ県でもここまで収穫量に差があるということは筆者も初めて知りました。
最近は市町村単位よりも都道府県単位でデータを見てしまう傾向があるため、地元を知る良いきっかけになりますね。
今回は山形県を例に地図を作成・勉強していますが、各自で地図セット用のデータを作成出来れば、自分が住んでいる県のものを作ることが可能です。使い方によっては地理の授業だけでなく、自分の地域を理解することを目的とした総合の授業にも応用が出来そうですね。

地史まっぷスペースに、今回作成したデータを公開しています。
地史まっぷの活用の仕方は無限大なので、他の人が思いつかないようなオリジナルな使い方を見つけてみてはいかがでしょうか。

<地図データ出典> 国土地理院:地理院タイル「標準地図」、国土交通省:国土数値情報(行政区域データ)、政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)を元に株式会社インフォマティクスが加工

 

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