近年、自然災害の激甚化により、電柱倒壊など電力設備の損傷に起因する停電事故が多発しています。
迅速な復旧のためには、電柱位置情報やスマートメーターの接続情報(電力会社保有)、道路情報(地方自治体や道路管理者保有)、地理的情報(伐採区域など)を集約して管理し、関係各所で迅速に共有することが必要です。
資料請求はこちらインフォマティクスの電力システムが解決する3つのこと
現地状況の情報収集・発信を迅速化
現地での写真・動画撮影や関係各所関係各所への発信、相互間のやりとりがシステムで完結。
わかりやすいインターフェースなので直感的に操作でき、復旧の初動に必要な情報収集と発信のスピードを上げることができます。
現地派遣を迅速化
被害情報をもとに復旧が必要な場所を地図画面上で見える化。より効率良いルートを割り出せるので要員派遣の迅速化に役立ちます。
電源車の走行位置がリアルタイム表示されるので、復旧対応の最新状況を共有できます。
情報共有・維持管理が簡単
必要な情報を全て一ヶ所で集約管理。関係各所間で、どの情報が最新で正しいのかが簡単に把握でき、更新の手間も軽減できます。
インフォマティクスの災害時情報収集・情報共有支援システム
インフォマティクスは、災害発生後の電力設備情報をより迅速に、わかりやすく見える化して管理・共有できる「設備被害情報共有プラットフォーム(GC JSBase)」と、GC JSBaseと連携する「現地情報収集システム(GC Photo、GC 3DLiDAR)」を提供しています。
設備被害情報共有プラットフォーム(GC JSBase)
GC JSBaseはブラウザ上で動作する地図情報システムです。PC・タブレットなど多様なデバイスでの情報共有・管理を可能にする基盤システムです。
【活用例】
- 電源車の走行位置をリアルタイムに共有できます。
- 刻々と変わる現地の写真情報を共有・管理できます。
現地情報収集システム(GC Photo、GC 3DLiDAR)
GC Photo
GC Photoは現場で撮影した写真を全社ですぐに共有できるスマートフォンアプリです。
写真/動画/各種ファイル・撮影場所/日時・文字情報の送信・閲覧がモバイル端末経由で簡単に行え、情報を集約管理できます。PCでも利用可能なため、平常時の情報の維持管理にも応用できます。
【活用例】
- 災害で電柱が倒壊した場合、現場到着後GCPhotoで写真を撮り、状況をメモすれば、事務所や関係各所と即時現状を共有できます。
- 撮影した写真の位置情報を元に、地図画面上に現場写真を表示したり、現場までのルートを検索したりすることができます。
GC 3DLiDAR
GC 3DLiDARは車両に設置したパノラマカメラによる360°全方位写真画像と、LiDAR装置による点群データを同時に取得し、地図画面上に連動表示できるシステムです。
LiDAR※ 技術を利用することで、精緻な3次元情報を取得することができます。
※LiDAR装置とはレーザーを照射し、それが物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測し、物体までの距離や方向を計測する技術のこと。
【活用例】
- 日常保守点検の際、本装置を点検車両に設置して走行すれば、電線・電柱の現地データを収集できます。
- 収集したデータを利用し、システムで高さや距離・座標・面積を計測したり、電柱・電線を仮想的に設置して設計シミュレーションに利用したりすることができます。
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電力分野の導入事例
北陸電力送配電株式会社 様
令和6年元旦に発生した能登半島地震において、北陸電力送配電様では、被害情報の収集・管理・共有と復旧計画立案にインフォマティクスの地理情報システム(GIS)を活用して復旧の迅速化を図りました。
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