(独)防災科学技術研究所

(独)防災科学技術研究所 水・土砂防災研究部

豪雨、強風、土砂崩れ、洪水、高潮などによる災害を軽減するために、これらの自然現象の解明や災害の発生を予測する技術の開発を進めている(独)防災科学技術研究所/水・土砂防災研究部では、台風災害の長期予測に関する研究において、インターネットを通じた情報公開を行い、誰もが簡単に検索・閲覧できる仕組みを構築した。


お客様プロフィール
防災科学研究所

設立:1963年
所在地:〒305-0006 茨城県つくば市天王台3-1
TEL:029-851-1611
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防災科学技術研究所(防災科研)は、災害から人命を守り、災害の教訓を活かして発展を続ける災害に強い社会の実現を目指し、地震、火山、気象、土砂および雪氷災害による被害の軽減に関する研究開発を行っている。 全国5ケ所(つくば市、長岡市、新庄市、三木市、神戸市)に研究センターが設置されている。



導入の背景

(独)防災科学技術研究所/水・土砂防災研究部では、過去の台風および台風災害・被害に関する情報をもとに危険性を予測したり、台風被害に対する認識を深めてもらいたいと考えていた。しかし、情報源となるものは雑誌・新聞記事や紙資料等であるため、情報が散在しており必要なものを入手するのが困難だった。さらに、既存のデータベースは書籍やCD-ROM形式のため、情報が更新されず古いままといった問題もあった。


熱帯低気圧に関する国際ワークショップ(IWTC-V) により、データベース整備を求める勧告が出されたこともあり、情報を一元管理できるデータベースが必要と判断。特定プロジェクト「気候変動にかかわる気象・水災害の予測に関する研究」の一環として、従来各機関に収集されていた台風被害データ をXMLDBサーバに集約し、インターネットを通じて様々な条件での検索、視覚的な閲覧を可能にする仕組みを構築することを決定した。

システム選定のポイント

以下の点が評価され、ベースとなるGISエンジンとしてSISが採用された。
・ XMLDBサーバとの親和性が高い
・ 約300もの豊富なAPIを利用できる

運用

データベースには、1951年以降現在までの台風の位置・勢力、台風接近・上陸時の気象状況、台風災害概要・被害状況などが、XML形式でネイティブXMLDBサーバに格納されている。利用者は、様々な条件で情報を検索し表示できるほか、Google Earth上に災害情報を表示することもできる。


台風災害データベースシステムの概念図
   
台風災害データベースシステムの画面
台風災害データベースシステムの画面

台風災害データベースシステムの画面
台風災害データベースシステムの画面
台風災害データベースシステムの画面

【台風災害データベースシステムに登録されているデータ】

台風と気象
台風ベストトラックデータ(1951年以降)
GLIDE番号
概要
海面気圧図・衛星画像図・アメダス降水分布図

文献・その他
学術論文・報告書・資料等のリスト
地方自治体防災担当連絡先
台風・台風災害に関するホームページアドレス

 

 

 

 

台風災害
関係行政機関による報告書等の記載事項
被害発生地名
被害発生時刻
被害種類、規模
被害状況

 

 



導入効果

・ 各機関に分散していた過去の台風災害・被害情報が一元化され、視覚的にわかりやすく表示されるようになった。
・ 台風災害事例の調査研究に必要なデータを、各研究者の要求に応じた形式で、なおかつ適切な方法により提供できるようになった。

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