| ごあいさつ
このたびの東日本大震災で被害を受けられた皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
インフォマティクスは1981年に創業し、今年で30周年を迎えます。2008年には100年に一度の経済危機、今年は1000年に一度といわれる大震災と、企業を取り巻く環境は常に大きな荒波の中にあります。
「夜は暗くてはいけないか」(乾正雄著 1998年)の中で、著者は日本と西洋の文化を比較し、明るすぎる日本について論じています。それは、日本のあらゆる場所が均一で白っぽい蛍光灯のあかりで照らされ、落ち着いて物事を考える環境ではないことへの憂いだったのだと思います。今回の大震災に伴う電力不足を受け、首都圏では公共施設の照明が落とされ、随分と暗くなりましたが、別段不便はないように感じます。これは、長年の習慣で当たり前だと思っていたことが、実は過剰なサービスだったということの一例だと思います。これに限らず、先進国の現代社会は多くの不要不急なものから構成されているのでしょう。
「天災は忘れたころにやってくる」(寺田寅彦)といいますが、「想定外の災害」は、自然の力の前では無力な人間の言い訳に過ぎません。常日頃からの綿密な準備が、多くの人命救助や事業継続へ繋がります。このたびの大震災でも、先人の経験や知恵、あるいは人々の一瞬の判断が生死を分けたケースが多数報告されています。
こんな中で、インフォマティクスは何をしていけばよいのでしょうか。
私どもは、これまでどおり空間情報ビジネスに集中し、公共性の高いサービスの構築を通じて経験と知識を知恵に変え、皆様のお役に立つ仕事をしていきたい。英知を集め、支援活動を通じて、被災された方々の生活復興に貢献していきたい。独立独歩の精神を堅持し、ユニークな技術を基盤として100年企業を目指したい。そのために、これからも精一杯邁進していきたいと思います。
30周年を迎えるにあたり、皆様方のご愛顧ご支援に深く感謝するとともに、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。「がんばろう、日本!」世界に向けて、安全で安心な社会を実現する技術を日本から発信していきましょう。
2011年 夏
株式会社インフォマティクス 代表取締役社長 三原正一 |
|