1. SISトップ
  2. 製品情報
  3. 続々 SIS講座

続々 SIS講座 SISで斬る空間情報道場

講座 メニュー

続々 SIS講座 SISで斬る空間情報道場 第3回    ※GIS NEXT Vol.29に掲載

第3回 SIS 7.0始動!地図が微笑むGIS

前回は「基盤地図情報サイト」からデータをダウンロードして利用する方法をご紹介しました。SISで基盤地図情報を活用できたでしょうか?今回は、リリースされたばかりのSISの新バージョン7.0の特長をご紹介します。


図1 昭文社MAPPLE10000を高度レンダリングで表現

図1 昭文社MAPPLE10000を高度レンダリングで表現

高度レンダリング!

SIS 7.0の特長は何といっても地図表現の美しさです(図1)。環境設定画面(図2)に高度レンダリングのオプションが追加され、ペン(線種)、ブラシ(塗りつぶし)、ラスタ(画像)、テキスト(注記)をアンチエイリアス(※1)表示するようになりました。SIS 7.0では最初からこのオプションが有効なため、既存の運用地図データを読み込むだけで、なめらかな美しい地図を表示することができます。

※1アンチエイリアス (anti-aliasing) は、サンプリングやダウンサンプリングでエイリアシングが起きないようにするための処理。画像に対して行うと、ジャギー(ピクセルのギザギザ)が目立たなくなる。(出典)ウィキペディア フリー百科事典

高度レンダリング機能の「ラスタ」では、SISのグリッドも対象になります。オプションが無効の場合は、既存のセル表示(図3)ですが、オプションが有効の場合は、各セルがアンチエイリアス表示されます(図4)。

図2 環境設定画面

図2 環境設定画面

図3 グリッドのセル表示

図3 グリッドのセル表示

図4 グリッドのアンチエイリアス表示

図4 グリッドのアンチエイリアス表示

オプションの有効/無効を自由に選択できるので、用途に応じて使い分けることができます。地図表現の引き出しがさらに増えて、多彩な地図表現ができるようになりました。オプションを変更して表現を確認する場合は、メインメニューの「マップ/描き直し」コマンドまたはキーボードのF5ボタンを押して再描画してください。

ペンの透過

地図の見栄えを向上する機能をもう1つご紹介します。SIS 7.0では、幅を持ったペンの「透過度」を指定できるようになりました。行政界をはじめとするポリゴン(面)の境界線表示では特に有効で、幅を持ったペンで隠れていた背景が見えるようになります。具体的には、ペンを定義するダイアログのスライダで透過度を指定します。プレビューもできます(図5)。


図5 ペン編集

図5 ペン編集

ペンの透過と、既存のレベル分け機能を併用して、より洗練された地図表現にすることが可能です。図 5のペン編集ダイアログで、透過度が大きな(薄くなる)ペンを定義してください。定義したペンをテキストのアウトラインペンに割り当てれば、テキストの表現は一層見栄えのするものになります(図6)。


図6 ペンの透過、テキストのアウトラインペンに割り当て

図6 ペンの透過、テキストのアウトラインペンに割り当て

おわりに

いかがでしたか?今回は、SISの新バージョン7.0の特長を、ほんの一部ですがご紹介しました。アンチエイリアス表示をはじめとする地図の見栄え向上は、SIS 7.0の大きな特長なので、是非読者の皆様ご自身で確かめてください。きっと、「地図が微笑むGIS」を実感していただけると確信しています。

次回も引き続きSISの新バージョン7.0の特長をご紹介しますので、お楽しみに!

※空間情報システムは、株式会社インフォマティクスの登録商標です。OGC、OpenGISはOpen Geospatial Consortium, Inc.の登録商標です。
地図データ出典:昭文社
MAPPLE10000(Rel.8_0909) 2009年4月24日発行
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の1万分の1地形図を使用したものである。(承認番号 平21業使 第34—M009817号)