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続 SIS講座 空間情報・交差点 第2回    ※GIS NEXT Vol.24に掲載

第2回 世界に向けて発信しよう!

前回はSISのOpenGIS® Web Map Service(WMS)機能をご紹介しました。WMSでさまざまな地図データを表示できたと思います。今回はWMSで地図データを配信する方法をご紹介します。SISで作成した地図データを、WebGISサーバ製品「GeognoSIS.NET(ジオノシス)」でWMS形式で配信します。


図1 Demis World Mapとwms.exe(JAPAN_PGO_SWD)

図1 Demis World Mapとwms.exe(JAPAN_PGO_SWD)

GeognoSIS.NETで簡単配信!

最初にSISを使って配信する地図データを作りましょう。ここでは、SISのバンドルデータを使って都道府県データ「JAPAN_PGO_SWD.swd」を用意しました(図2)。


図2 都道府県データ(JAPAN_PGO_SWD)

図2 都道府県データ(JAPAN_PGO_SWD)


GeognoSIS.NETのWMSには簡単な設定が必要です。Windows Server 2003のインターネット インフォメーション サービス(以下、IIS)とGeognoSIS.NET 6.3での設定をご紹介します。

1.

GeognoSIS.NETに地図データを追加します。
GeognoSIS.NET管理コンソールを起動し、GeognoSISサービスを展開してください。「データファイル」のサブメニューから「すべてのタスク/データファイル追加」を実行します(図3)。配信する地図データを追加し、「WMS」をチェックして「OK」します(図4)。

図3 データファイルを追加

図3 データファイルを追加

図4 「WMS」を選択

図4 「WMS」を選択

2.

エクスプローラで、GeognoSIS.NETインストールフォルダの「Cadcorp.OGC.CGI.exe」(図5)を任意の作業フォルダ「C:\ogc」にコピーします。
「Cadcorp.OGC.CGI.exe」は、GeognoSIS.NETのOpenGIS機能を処理するCGIプログラムです。
「Cadcorp.OGC.CGI.exe」を任意の名称「wms.exe」に変更し、同名の定義ファイル「wms.ini」を新規に作成します(図6)。定義ファイルにサーバ名を「localhost」、ポート番号を「4326」、サービスを「WMS」とする以下の2行を書き込んで保存します。

SIS_SERVER_ADDRESS=http://localhost:4326/
OGC_SERVICE=wms

図5 インストールフォルダをコピー

図5 インストールフォルダをコピー

図6 定義ファイルを新規作成

図6 定義ファイルを新規作成

3.

仮想ディレクトリを作成します。
コントロールパネルから「管理ツール/インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」を起動して「Webサイト/既定のWebサイト」のサブメニューから「新規作成/仮想ディレクトリ」を選択します(図7)。ウィザードを「次へ」(図8)

図7 仮想ディレクトリを新規作成

図7 仮想ディレクトリを新規作成

図8 作成ウィザードを開始

図8 作成ウィザードを開始


「エイリアス」で任意の名称「ogc」を入力して「次へ」、「コンテンツディレクトリ」で作業フォルダパス(「C:\ogc」)を入力して「次へ」(図9)、「アクセス許可」で「読み取り」と「ISAPIアプリケーションやCGI などを実行する」をチェックして「次へ」(図10)、最後に「完了」します。

図9 作業フォルダのパスを入力

図9 作業フォルダのパスを入力

図10 アクセス許可を設定

図10 アクセス許可を設定

4.

インターネットインフォメーション サービス(IIS)マネージャの「Web サービス拡張」を選択して、「新しいWebサービス拡張を追加」(図11)、任意の拡張名「wms」を入力し、作業フォルダのCGIプログラム(「C:\ogc\wms.exe」)を「追加」します。「拡張の状態を許可済みに設定する」をチェックして「OK」します(図12)。

図11 新しいWebサービス拡張を追加

図11 新しいWebサービス拡張を追加

図12 拡張の状態を許可済みに設定

図12 拡張の状態を許可済みに設定


これで設定は完了です。SIS Map Browserで「マップ/追加/OGCオーバーレイ」を実行し、WMSサーバアドレスに以下のURLを入力してください。

http://サーバコンピュータ名/ogc/wms.exe?

追加した地図データが表示されればOKです。他の地図データとも重ね合わせられます(図1)。

今回は地図データのWMS配信をご紹介しました。世界に向けてどんどん発信していきましょう。次回は、OpenGIS® WFS/Gazetteerの機能をご紹介します。

今回のキーワード WMSとGoogle Earth

この連載ではWMSのクライアントとしてSIS Map Browserを利用していますが、Google EarthにもWMS接続機能があります。Google Earthの「追加/イメージ オーバーレイ」を実行し、「更新」タブの「WMSパラメータ」ボタンをクリックします。「WMSサーバ」の「追加」ボタンで、今回のWMSサーバアドレスを追加することもできます。今回の地図データをGoogle Earthで表示してみてください。

詳細はGoogle Earthユーザーガイドをご参照ください。

※空間情報システムは、株式会社インフォマティクスの登録商標です。OGC、OpenGISはOpen Geospatial Consortium, Inc.の登録商標です。
地図データ出典:国土交通省国土地理院発行の100万分の1日本ⅠⅡⅢ
NASA、TerraMetrics