1. SISトップ
  2. 製品情報
  3. SIS講座

SIS講座

講座 メニュー

なるほど、役立つ!やさしいSIS講座 第2回    ※GIS NEXT Vol.20に掲載

第2回 「徒歩で何分かかる?」

前回は「マイ ベースマップ」を作成しました。今回は「ルート検索」の便利な機能をご紹介します。「○○駅まで何分?」、「××病院までの一番近い道は?」という興味は誰もが持つもの。GISを使っていると、つい調べてみたくなりませんか?結果を見て予想と違っていれば、「へぇ~、そうなんだ!」と感心。さらに「条件を変えたら?」「○○を確かめてみよう」と、もっと深く調べたくなるのでは?そんな探究心を、SISを利用してとことん追求してみてください。


SISのルート検索機能例

基本はいつも「マイ ベースマップ

前回作成した「マイ ベースマップ」を開きましょう。まず、SISを起動してください。「ファイル/新規作成」コマンドを実行します。「テンプレートベース マップドキュメント」を選択すると「マイ ベースマップ」が開きます。


前回作成した「マイ ベースマップ」を開く


背景表示用の地図スタイル(SISフォルダ\Libraries\zmaparea2libraries\AREA2_background.nol)をSISのツールバー付近にドラッグ&ドロップしてください。「マップ/描き直し(F5)」コマンドを使うと、背景表示用の地図スタイルに切り替わります。


ルート検索用に、昭文社 ルーティングデータ(歩行者ネットワークデータ)を読み込みます。ルーティングデータ(歩行者NW\MRX\二条化\5339252w.mrx)をドラッグ&ドロップして読み込んでください。


昭文社の歩行者ネットワークデータを読み込む

徒歩で何分かかるか調べてみよう!

手始めにルート検索をしてみましょう。まず任意に表示領域を設定してください。「計測/ルート検索」コマンドで「フォーミュラ」、「_length#」と選択して「OK」します。


続いて、地図上の任意の2点(歩行者ネットワークデータ上)を順にクリックします。ここでは、市立川崎病院からJR川崎駅までを検索。最短ルートの検索結果が「1219.73m」なので、歩く速度を80m/分とすると、「徒歩で約15分かかる」ことがわかりました。

ルート検索画面 市立川崎病院からJR川崎駅までを検索

ルート検索結果(1219.73m)

途中の道を通行できない!?

例えば、ルート途中に「通行できない」箇所があったらどうなるか?シミュレーションしてみましょう。


「作図/2D 図形/四角」コマンドで不通過区域の四角形を作図します。ここでは、「南町交番前」交差点を囲むように作図しました。そのまま「作図/その他/ローカス定義」コマンドを実行します。「5339252w.mrx」をチェックして「詳細」ボタンをクリックします。「ジオメトリ テスト方法」を「離れている」、「ローカス対象」を「ジオメトリ」とします。2つのダイアログを「OK」してください。


「計測/ルート検索」コマンドで再び同じ2点を指定します。検索結果は不通過区域を迂回したルートになりました。「1290.33m」なので、「徒歩で約16分かかる」結果になりました。

ローカスを適用するオーバーレイを選択 ローカス対象を選択
市立川崎病院からJR川崎駅までを再度検索

迂回後のルート検索結果(1290.33m)

到達圏は?

今度は起点を指定して「徒歩5分圏がどれくらいの範囲なのか」を調べてみます。「作図/その他/等距離ルート」コマンドを実行し、「フォーミュラ」「_length#」と選択してください。制限値を「400」(m)とすれば「徒歩5分圏」です。「OK」してください。


次に、地図上の任意の1点(歩行者ネットワークデータ上)をクリックします。ここでは、市立川崎病院を起点として検索しました(赤ルート)。さらに到達圏「800m」として「10分圏」も作図してみると(青ルート)、実際の徒歩圏がどれくらいの範囲なのかがわかります。不通過区域の影響も視覚的にわかりますね。

等距離ルート画面 徒歩5分圏の範囲
オリジナルマップを作ろう!

ここまで調べた内容を「オリジナルマップ」として保存しておきましょう。途中経過を保存しておけば、いつでも作業を再開できます。「ファイル/名前を付けて保存」コマンドを実行してマップドキュメントファイルで保存します。

おわりに

今回は「マイ ベースマップ」を使って「ルート検索」機能をご紹介しました。「空間情報を利用した分析」の一端をご覧いただけたと思います。「○○道路が一方通行だったら」とか「××交差点が右折禁止だったら」など、思いつく条件は他にもたくさんあると思います。ぜひSISで調べてみてください。「オリジナルマップ」に結果表示すれば、地域の現状、未来が見えてくるはずです。

前回の答え

前回の宿題は「背景表示と元の表示を一瞬で切り替えるには?」でしたね。「ワークスペースウィンドウ」の「ライブラリタブ」で有効/無効を切り替えてください。アイコン()をクリックするたびに切り替わります。「マップ/描き直し(F5)」コマンドも忘れずに!


宿題

到達圏ルートを作図したら、続いて端点を結んだ領域を定義したくなりませんか?SISに便利なコマンドがありますが、どのコマンドでしょうか?答えは第3回で。


地図データ出典:株式会社昭文社 MAPPLE道路ネットワークデータ その他掲載しているデータは出典元の著作物です。
© 2007 ZENRIN CO., LTD(Z07LD第030号)Zmap-AREAII(2005-3版)を利用しています。