MicroGDS V10 JWWトランスレータ0909版 リリースノート 2009年9月 株式会社インフォマティクス MicroGDS V10 JWWトランスレータ0909版は、JWWトランスレータ0901版で確認 されたいくつかの問題を修正し、ご要望のあった機能を追加したアップデート 版です。 ■概要 MicroGDS V10 JWWトランスレータ(以下、「JWWトランスレータ」)は、 Jw_cad 5または6のJWWファイルをインポートしたり、MicroGDS V10の図面を JWWファイルへエクスポートするためのトランスレータです。 JWWトランスレータは、MicroGDS Pro V10、MicroGDS Compact3D V10、 MicroGDS Compact V10のいずれかがインストールされている環境でご利用い ただけます。 ■インストール方法 ダウンロードした「jww_tran_0909.zip」を、MicroGDSのインストールフォ ルダを解凍先に指定して展開します。  例:C:\Program Files\Informatix\MicroGDS 10.0 以下の5つのファイルが、Programsフォルダ内に展開されます。   mgjwconv.exe   jwwclose.bmp   jwwexport.bmp   jwwopen.bmp   linestyle.lmp ■起動方法 MicroGDS V10を起動し、MicroGDSのインストールフォルダ内、「Programs」 フォルダにある「mgjwconv.exe」をダブルクリックします。 ツールバーに、「JWW」ツールバーが登録されます。 JWWトランスレータをMicroGDSのメニューに組み込みたい場合は、メニュー 設定ファイルを編集します。 <手順> 1、以下のファイルをメモ帳で開きます。   C:\Program Files\Informatix\MicroGDS 10.0\Programs\automenu.cfg 2、一番最後の行に、以下の構文を追加します。   JWWトランスレータ(&J)\JWWトランスレータ=.\mgjwconv.exe 3、上書き保存し、メモ帳を閉じます。 4、MicroGDSを起動し、「JWWトランスレータ」メニューから「JWWトラン   スレータ」コマンドを実行し、「JWW」ツールバーが表示されるか確認   します。 ※Windows XP、Windows Vistaでのご利用上の注意点 「mgjwconv.exe」をダブルクリックしたとき、以下のエラーメッセージが表 示されることがあります。  ・Windows XP  「このアプリケーションの構成が正しくないため、アプリケーションを開  始できませんでした。アプリケーションを再度インストールすることによ  り問題が解決する場合があります。」  ・Windows Vista  「このアプリケーションのサイド バイ サイド構成が正しくないため、ア  プリケーションを開始できませんでした。詳細については、アプリケーシ  ョンのイベントログを参照してください。」 このエラーが発生した場合は、下記Webページの「Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 再頒布可能パッケージ ATL のセキュリティ更新プロ グラム 」にある「vcredist_x86.exe(2.6MB)」をダウンロードし、インス トールしてください。 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=766A6AF7-EC73-40FF-B072-9112BAB119C2&displaylang=ja#filelist ※Windows2000でのご利用上の注意点 JWWトランスレータをインストールしたユーザ(通常はAdministratorユーザ) 以外のユーザでログインし、「mgjwconv.exe」をダブルクリックすると、以 下のエラーメッセージが表示されることがあります。  「指定されたデバイス、パス、またはファイルへのアクセスは拒否されま  した。」 これは、JWWトランスレータのファイルのアクセス権が、他のユーザで利用 できない設定になっているためです。 JWWトランスレータをインストールしたユーザでログインし、以 下のファイルのアクセス権を変更してください。 mgjwconv.exe jwwclose.bmp jwwexport.bmp jwwopen.bmp jwwopen.bmp 1. これらのファイルを選択し、右ボタンをクリックして「プロパティ」コマ   ンドを実行します。 2. 「ファイルのプロパティ」ダイアログ内、「セキュリティ」タブをクリッ   クし、「追加」ボタンをクリックし、「Everyone」を選択して追加します。 3. 追加した「Everyone」を選択し、アクセス許可で「フルコントロール」に   チェックをして「OK」ボタンをクリックします。 エラーが発生したユーザでログインして、「mgjwconv.exe」をダブルクリック し、エラーが発生しないことをご確認ください。 ■使用方法  ●JWWファイルを開く   「JWW」ツールバーの左端のアイコンをクリックします。   「JWWインポート」ダイアログボックスが表示されます。「参照」ボタン   をクリックし、JWWファイルを指定します。   レイヤ、オブジェクト、仮点の設定をし、「OK」ボタンをクリックし   ます。  ●JWWファイルにエクスポートする   「JWW」ツールバーの中央のアイコンをクリックします。   「JWWエクスポート」ダイアログボックスが表示されます。「参照」ボ   タンをクリックし、JWWファイルの保存先とファイル名を入力します。   必要に応じて、ブロック、レイヤなどの設定をし、「OK」ボタンをクリ   ックします。  ●JWWトランスレータを終了する   「JWW」ツールバーの右端のアイコンをクリックします。 ■JWWトランスレータ0901版→0909版への変更点 JWWトランスレータ0901版から0909版の主な変更点は以下の通りです。 ▼JWWファイルのエクスポート機能を強化しました。 ・グループ名およびレイヤ名の変更は、廃止されました。  これらの名称の変更が必要な場合は、Jw-cadにて行なってください。 ・寸法線などで使用する線種「ポイント01」、「片矢印線01」など、線の端  点に表示される●や矢印を出力できるようになりました。  線種のマッピングテーブル「linestyle.lmp」で、定義します。  定義方法は、「linestyle.lmp」をご覧ください。  このファイルは、メモ帳で開けます。 ・「非表示レイヤを書き出す」オプションが追加されました。  MicroGDSで非表示ステータスにしたレイヤを、非表示のまま出力する、あ  るいは非表示レイヤを出力しないように設定することができるようになり  ました。 ・「図形が存在しないレイヤを書き出さない」オプションが追加されました。  図形が存在しないレイヤを、JWWファイルに出力しないように設定するこ  とができるようになりました。 ・JWWエクスポートで、ファイル名を指定せずに「OK」ボタンをクリックす  ると、Microsoft Visual C++ Runtime LibraryのRuntime Errorが発生し、  mgjwconv.exeが強制終了していましたが、この問題は修正されました。 ■JWWトランスレータβ2版→0901版への変更点 JWWトランスレータβ2版から0901版の主な変更点は以下の通りです。 ・MicroGDSの文字幅、文字間隔が正しいサイズで変換されるようになりま  した。 ・MicroGDSで作図した複数行のテキストプリミティブを正しく変換できる  ようになりました。  Jw-cadでは、複数の文字データになります。 ・線種のマッピングテーブルが追加されました。  MicroGDSの線種(一点鎖線など)をJw-cadの線種に割り当てることが  できるようになりました。  詳しくは、圧縮ファイルに含まれる「linestyle.lmp」をご覧ください。  このファイルは、メモ帳で開けます。 ・MicroGDSの「ファイル/ウィンドウ定義/ページ設定」コマンドで設定  した用紙サイズが、変換されるようになりました。 ■JWWトランスレータβ版→β2版への変更点 JWWトランスレータβ版からβ2版の主な変更点は以下の通りです。 ・起動プログラムの名称を変更しました。 旧:jww.exe 新:mgconv.exe  β版でJWWトランスレータをMicroGDSのメニューに組み込んでいた場合は、  automenu.cfgファイルで起動ファイル名を編集してください。 旧:JWWトランスレータ(&J)\JWWトランスレータ=.\jww.exe 新:JWWトランスレータ(&J)\JWWトランスレータ=.\mgjwconv.exe ・縮尺やフック点位置が違う複数のオブジェクトが存在するMANファイルを  JWWファイルへエクスポートすると、Jw-cadで図形の位置がずれる問題は  修正されました。 ・Jw-cadで色の定義を「SXF対応拡張線色・線種」に設定したのち、SXFの  定義色で作図をしたJWWファイルをMicroGDSにインポートすると、MicroGDS  の色定義で以下の現象が発生していましたが、MANファイルの11番以降の  色定義にSXF対応拡張色が割り当てられるように修正されました。   - MicroGDSの色定義がJw-cad標準色パターン(8色+補助線色)になる。   - SXF対応拡張色の色番号が101以降が割り当てられ、それらはすべて黒で    表示される。 ・縮尺が異なる複数のオブジェクトが存在するMANファイルをJWWファイルに  エクスポートすると、縮尺ごとにレイヤグループが割り当てられますが、  すべてのレイヤグループの縮尺が「1/1」になる問題は修正されました。 ・JWWエクスポートコマンドを実行すると、MicroGDSのステータスバーの  縮尺が1:1に変更され、エクスポート後も元の縮尺に戻らない現象は修正  されました。 ■お問い合わせ先 ご意見、ご要望をお寄せください。 株式会社インフォマティクス MicroGDSユーザーサポート support@informatix.co.jp (C)版権所有者 2009年 株式会社インフォマティクス 全ての版権は当社に帰属します。 本トランスレータの使用については、ソフトウェア使用許諾契約書の条項が 適用されます。 MicroGDSは株式会社インフォマティクスの登録商標です。 その他、本文書に記載されている製品名などは、各社の登録商標または商標 です。 JWW Translator 0909